・暑いですね…

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 残暑、というには厳しすぎる暑さが続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? さて、今回は駄コラムです。骨董の話というわけではありませんが、お付き合い下さい。

 2年前の8月、「花に蟷螂 トイレにユリ」という記事を書きましたが、今年もテッポウユリが咲きました。冬になると葉も茎も枯れてしまうのですが、いつの間にか緑を取り戻し再び花を咲かせる強い植物です。

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 何年か前、突然固い土から生えてきたこのユリ。繁殖力旺盛で、その後ちょっと離れた場所から1本、また1本と生えはじめ、今では庭に5本くらい見られます。咲いている期間は短いですが、買ってきた花とは違う力強い美しさがありますね。私の住んでいる所は、この夏ほとんど雨が降っていないのですが、8月はユリに水をあげるのが日課となってしまいました(※今朝、久しぶりにまとまった量の雨が降りました)。

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 写真は、こちらもなぜか突如生えてきたミョウガ。植えた覚えはないのですが…。でも、食べられる植物が生えてくるというのは良いですね。少しお得な感じがします。


 この夏はあまり外に出ず、冷房を効かせた部屋で寝転がっていました。まあ、このサイトをご覧の皆さんなら私のナマケモノ振りをご存じだと思いますが、ネットが普及した現在、美術商の仕事はなにも骨董市に出たり交換会へ行くばかりではありません。ネットオークションを利用したり、同業者に写真を添付したメールを送って商談したり、オークションの落札情報を見たりといったことが、家に居ながらにしてできるのです。もっとも、「モノを見る」あるいは「会話して情報を得る」ということからすればネットが万能とは言えませんが、「売り上げ」という結果だけ見ると外に出て仕事をするのと大して変わりはありません。ともかく、怠惰な性格に加えこの夏の暑さが「なに、美術商なんて全員夏休みだ」という思いにさせたのです(半ば本当、半ば嘘ですが)。

 ただ、今から準備していることも勿論あります。今冬のオークションに向け、商品のチェックと出品依頼。ネットと違い出品~落札~入金にかなりの時間は掛かりますが、以前書いた「競りの妙 ネットと会場」にもあります通り、ある程度マトモな品をオークションハウスへ出すというのは私の売買における基本です。骨董市に出たり交換会で積極的に売買するといったことをしない分、何かしら売買の柱は必要でしょう。さすがにネットを利用した取引だけではリアリティに欠けるというものです。

 オークション会社へ預けた品は、忘れた頃…とは言いませんが、かなり時間が経ってから売買されます。暑い中、汗水たらして梱包した美術品も、競られるのは寒くなってからということになりそうです。

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コメント

初めてお目にかかります。京都在住の雲(宇野)と申します。素人の毛も生えない程度の、単なる物好きコレクタ-です。

貴方様のページ熟読させていただきまして、媚びない、侘びない、錆びない文面にたいへん感動いたしました。今後のアップを楽しみにさせていただきます。

最後に一句、 「ものを愛で ひとに楽しむ 商いかな」  雲

コメント有難うございます。

過分なご評価をいただき恐縮いたしますが、是非またお越し下さい。

ページを読んで下さっての一句も嬉しいですね。有り難く頂戴いたします。

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