・競りの妙 ある狭い競り その2

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 話が逸れてしまいましたが、現代美術品が出ていたオークションの話題へと戻りましょう。

 私が見つけたその品。実はネットオークションに出されていたものなのです。と言っても、通常のネットオークションではありません。比較的マイナーで、しかも「ある狭いジャンルの品」のみ扱っていると言ったらよいのでしょうか? ともかく、そのジャンルに興味ある人にしか知られていないという感じのオークションでした。
 
 そして、この「狭いジャンル」というのが美術品や骨董品ではないのです。完全にリンクしていないわけでもありませんが(ここでは詳しく書けませんが)、この記事で取り上げている現代美術品は、そのオークションにあって明らかに浮いた品でした。「取扱品からは外れていて、品物自体もちょっと珍しい品」。

 こうなれば、安く拾えるチャンスはあります。美術商がたくさん集まっている交換会でも、骨董品ばかりが出される交換会で現代美術品が出された場合、競る人は少ないというのは皆さんおわかりでしょう(今はどうかわかりませんが…)。大勢の人が参加している競りでも、その品に知識のある人が1人しかいなければ格安で買える場合もあるのです。

 そして、その現代美術品はスタート価格も低く、誰も入札していませんでした。まあ、ネットオークションの場合は最後の最後で競り上がったりするものですが、雰囲気として「あまり注目されている品じゃないのかな」という感じは見て取れたのです。

 私は、その品へ入札することにしました。
※その3に続きます。

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コメント

ますますもってその品が何か見てみたいですねぇ~。この市は、最低落札価格があるのでしょうか、それとも全て、売り切りの市でしょうか。素人には売り主の希望価格も参考に成るのですが、自分の目だけの世界では、他人が決めた値段はあんまり関係が無いのでしょうかね。しかし物は何でしょうか????興味津々。

 コメント有難うございます。

 品物自体はあまりご興味のないものかもしれませんが、この後のエピソードをお楽しみいただければと思います。

はじめてコメントします。
毎回、楽しく、興味深くコラムを読ませていただいています。
二十歳?で骨董収集をはじめて、十数年がたちますが、今まで様々なモノや人と出会うことができました。特にジャンルを決めて収集しているわけではありませんが、自分の近くに置いて楽しめるモノを中心に選ぶようにしています。
現在はカミさんの目を気にしつつ、できる範囲で楽しんでいます。

 コメント有難うございます。

 近くに置いて楽しめるモノ。そういった品を気軽に買い集めることが一番だと思います。商売でやっていたり欲が出てくると、あまり気に入らないものでも名前やブランドでモノを買ってしまう~失敗することが多くなりますしね。

 またお立ち寄り下さい。

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