・企画画廊・貸し画廊 その1

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「美術・骨董品を販売している場所」と聞かれて、皆さんどこを思い浮かべますでしょうか? 骨董市もあれば、ギャラリー・古美術店などもありますし、その場所も露店やホール、デパートの中から一戸建ての店舗まで様々です。

 また、売られている「美術品」にも様々な種類があります。インテリアとしての複製品や工芸品、時代を持った骨董品、比較的新しい作品が二次流通した物、新しく製作された作品…。

 さらに、絵画でも陶器でも「新作」として発表された作品と、二次流通として「古物」となった作品では、同じ物でも金銭的な価値が異なってきます。この辺りの話については、このページをご覧の皆さんなら説明せずともお分かりでしょう

 前置きが長くなりましたが、今までこのサイトでは、どちらかというと「セカンダリー」、つまり古物を扱う話題を多く取り上げてきました。しかし、最近の私はどちらかというと「プライマリー」、新作を扱ったり、あるいはその企画に携わるケースが多くなってきたのです。

 プライマリーとセカンダリー。例えば、ここに1枚の絵画があるとしましょう。もし全く同じ1枚の絵だとしても、その絵が流通経路に乗ったことがない「新作」の場合と「古物(二次流通)」の場合では、商売の仕方も異なってくるのです。売り方も違えば商売も違う。つまり同じような美術品を扱っていても、仕事そのものが(微妙な関連性を残しつつも)全く異なるケースが多いのです。

 今回は、古物ではない「美術売買」の話を、「画廊」という場所を通して記事にしてみたいと思います。

※半ば休眠中の当サイトですが、5月で6周年を迎えます。今回掲載の記事を「たまーに」更新する予定ですので(笑)、またよろしくお願いいたします。

※その2に続きます。

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コメント

絵画には古物という概念がないとも聞きますが、新作とは違うところもあるということですね。

新作もいつまでも売れ残っていると売り方も変わってくると思うんですが、いかがでしょうか。

本論、楽しみにしております。

 コメント有難うございます。

「絵画には古物という概念がない」というのは、考え方にもよるのでしょう。ただし、流通する商品である以上、どうしてもプライマリー、セカンダリーの違いは出てきますね。

 当サイトの記事でもいくつか触れていますが、美術・骨董品というのはどうしても特殊な見方をされてしまうことが多いんです。ちょっと味気ない話にはなりますが、そういった品を客観的に「商品」と捉えた場合、別の側面も見えてくると思います。

 はじめまして。
 骨董、目利きというキーワードで辿り着き、記事を読み始めてみると面白く、一気読みをしました。
 私も副業・・・というよりは趣味?で古物免許も取得し、古物市場に出入りをはじめたばかりですので、非常に興味深く記事を拝見しました。今後の記事を楽しみにしています。

遅くなりましたが、コメント有難うございます。

現在は開店休業状態ですが、またきていただければ幸いです。

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