・2012年の美術売買

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 去年に続き、現在掲載中の記事も書きかけの状態ですが(大汗)、年末の記事をアップしようと思います。

 今年1年は、ここ数年と変わらない平凡な年でした。骨董系の仕事も控えめにしていて、面白いエピソードも少なかったでしょうか?

 ページの更新もほとんどせず、相変わらずの「マイペース」。ただ、記事の量があるのでアクセスは結構多いようです。これからもポチポチと、皆さんが忘れた頃に更新していこうと考えています。

 今年起きた数少ない面白エピソードとして、以前いくつか購入したまま放置していた品が、購入価格の数倍で全て売れたことが挙げられます。と言っても、元の価格は数千円程度なので利益も全部売って十数万程度の話ではあるのですが(もともと商売で買っていた品でもないのですが…)、景気が悪い中でも値段が付く品・上がる品、大した品でなくともコレクターが欲しがる品というのがあるものだなと感心しました。私が売った品についてはここでは詳しく触れませんが、もし時間があれば別記事にまとめたいと思っています。
 
 ネットではない一般参加型オークションの方の情報も以前より詳しくは見ていないのですが、落札結果を見ると不落札の多さや落札価格の低い品が相変わらず目立ちます。トップクラスのオークションでは見られなかった「数万円程度」の落札価格がズラッと並んでいるところを見て、「これでやっていけるんだろうか?」などと考えたりもしたのですが…。
 
 一方、先日参加したある有力な交換会(美術商同士の競り)では、ビックリするような名品が出品、盛んに声が飛んでいました。百万…どころか千万単位のものです。これでも、景気の良い頃はもっと高かったに違いありません。ただ、景気の良い時は景気の良い時の値段で、景気の悪い時は景気の悪い時の値段で売れるのが美術品。それに、景気が悪いと言っても、持っている人は持っているんですよね…。日本だけでなく世界にも目を向ければ、お客さんは意外といるものです。

 政権が変わり日本経済がどうなるのかはわかりませんが、来年から少しずつでも良い方向に向かってくれることを期待したいですね。それでは皆さん、良いお年を。

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コメント

明けましておめでとうございます。

きっと、新年には更新されるんだろうなと思ってのぞいてみました。

売れるものは売れる、まさにそんな感じですね。

しかし全体的にみると、落札価格の下落もさることながら、出品数が減っているのが気になります。

コメント有難うございます。

ほとんど更新しておりませんが、毎年年末頃には更新するようにしております。

出品数の減少は、その通りです。ネットの方は確認しておりませんが、オークションハウスの出品数、名品の出品も減っていますね…。

という私も、最近はほぼ出品していません。理由は簡単、「売るに売れない」。これです(笑)。

私は株をやりませんが、買った価格の半分になってしまっては売るに売れないでしょう。資産があったり見切りの良い人は損してスパッと捌くのでしょうが、ほとんどの美術品は今売っても損する一方です。

その上、手数料も掛かるのですから極めて厳しいですよね…。

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