・2014年の美術売買

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 明けましておめでとうございます。アップを忘れて元日の更新となってしまいましたが、2014年のラスト記事を書きたいと思います。

 2014年もこれと言って…という1年でしたが、「消費税の増税」という大きな出来事がありました。

 何を買うにも消費税8%になったわけですが、スーパーで食品を買ったあと思わずレシートを見直してしまう…なんてことも少なくありませんでした。3%プラスというのは思ってるより遙かに大きな数字ですし、8%というハンパな率だと購入総額をパッと計算しづらいんですよね(と言って、10%になるのが良いとは言えませんが)。ともかく「あれ、こんなに買ったかな?」という感じになることが多かったです。

 勿論、美術品を買う際も同様。個人が経営している古美術店やギャラリーでは消費税を乗せていないケースもあるとは言え、購入時にしっかり8%取られることも多いでしょう。オークション手数料に課される消費税も当然UP。美術品というのは高額商品も多いだけに結構大きいです。

 いくら消費増税をしても国は「足りない、足りない」と言うのですから、(10%は織り込み済みとして)将来的には更なる消費増税もあるのではないかと考えます。その時、一律して全ての商品に消費税を課すのか、あるいは贅沢品のみに課すのか、違いが出るかもしれませんね。もしくは、美術品なり趣味の品に別途「贅沢税」みたいな新規課税があるのかもしれません。

 2014年は、周りを見回しても「苦しい」「厳しい」と言っている人をよく見かけた年でした。何でもかんでも値上げ・増税。そういった中、2015年以降美術品の売り上げがどうなっていくのか気になります。

 相変わらずコレクター魂を持った人は多いですし、給料やボーナスはUPしているという話も一応は聞きます。そういった人達に買い支えられ、ここ数年と同じ感じで推移していくのか? それとも、少しずつ日本の美術マーケットは小さくなっていくのか? はたまた、一部の勝ち組や給料UP組が買いに回り、まさかの活況となるのか? 注意を持って見守りたいと思います。

 やや内容の薄い記事で終わってしまいましたが、美術品と世代(少子高齢化)の話や景気の話は、機会があればまとめてみたいところです。もっとも、難しい話より小ネタの方が書く気がしますが…(笑)。

 というわけで、相変わらずのノンビリ更新となりますが、今年もよろしくお願い申し上げます。

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コメント

あけましておめでとうございます。
地域によっては、元日、2日と雪が降り
寒い日になりましたね。

私は今年、イギリス近辺の古いシルバー
カトラリー購入を目指し、勉強してみようと
思っています。
この辺の分野の話題をお持ちであれば
是非ご披露をお願い致します。

新年のコメント有難うございます。

実は私も西洋アンティークは好きで、
扱わないことはないんです。ただ、
何でもかんでも扱ってしまうと美術商として
一貫性がなくなってしまいますので、
勉強の範囲で…という感じでしょうか?

シルバーカトラリー、いいですね。
手頃な値段の品から、アンティークとして
筋の良い品まで集められる好ジャンルだと
思います。

普段扱わないのでこれといった話題は
ありませんが、monga様のコレクションに
期待したいところです。

こんばんは。
コレクションと言うよりも、普段使い用に
割と質の良い、お洒落なケーキフォークや
デザートスプーンを狙っています。
♪良い出逢いが在ることを願って・・・

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